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舞城王太郎「短篇五芒星」

芥川賞候補作になったということを、あとから知った本作。短篇五つでどうやらひとつの本となっているのだけど(雑誌掲載時も五篇同時)、この五篇に共通するものはないように見受けられる…。受賞はしませんでしたが、本作含めて過去に三度も芥川賞候補作になっていることを知って、ビックリ。意外だなあ、どちらかというと直木賞向きの作家かと思っていたので。以下は、簡単な読後感です。「美しい馬の地」衝動についての話。うー...

京極夏彦「前巷説百物語」「西巷説百物語」

連チャンで京極夏彦です。単に、図書館で3冊同時に予約入れたら、3冊同時に準備されてしまっただけなんですけどね。巷説シリーズは、山岡百介を主人公とする「巷説百物語」から始まり「続巷説百物語」、翁となった山岡の「後巷説百物語」と続き、これにて終了かと思っていたら、御行の又市の若かりし頃を舞台とした「前巷説百物語」、そして若かりし又市の相棒だった靄舟(もやぶね)の林蔵を主人公とした「西巷説百物語」と展開し...

京極夏彦「死ねばいいのに」

「死ねばいいのに」は、iPadの電子書籍の配信で一時期ヤフーニュースなどで流れた京極夏彦の2010年の新作で、そのタイトルの禍々しさに「読むことはないだろうな」と思っていたんですが、たまたま図書館で借りた「京極夏彦の1994-2010年までの間に出した本の解説集(タイトル忘れました)」を見て、興味を持ちました。というわけで、初めて京極夏彦の現代小説(笑)を読んでみることに。(京極堂シリーズと巷説シリーズしか読んだ...

稲見一良「男は旗」

週末連続更新、図書館からの貸し出し第2弾。買うのを見送った「男は旗」です。タイトルは本文中のここから取ったと思われます。「遊ぶという字は、旗が風に吹かれてはためく様子だという」「子供は風の子というが、わたしは男はみんな風の子だと思う。旗のように風の中で遊んでいると機嫌がいい…」詩的ですね。稲見さんの文体は本当に美しい。「男は旗」は、宿泊施設・レストランとなって今は航海をしない大型客船シリウス号を舞台...

稲見一良「ダブルオー・バック」

今年は稲見一良(いなみいつら)さんの本がマイブームです。買える本は買いました。以前ブックオフで購入の「セントメリーのリボン」そして「猟犬探偵」。そして店頭在庫しかもうないだろうとネット上で言われていた「ソー・ザップ!」を丸善の在庫検索で探し当て、買いに走ったという(笑)。「男は旗」は当時まだ残っていたようだったんですが、レビューを読んで、ちょっと買うのは見送り。さて今回取り上げる「ダブルオー・バッ...

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高坂(タカサカ)

Author:高坂(タカサカ)

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