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芸の違い

鈴本演芸場の四月中席、夜の部主任は柳家花緑。今夜は花緑の噺を聴きに行ってきました~。

さて、前回の三三を観に行った時と同様に木戸銭2,000円で入ろうかと番組表を見ると、仲入り後の落語は花緑のみ。うーん、花緑だけじゃ寂しいなあと、仲入り前のさん喬も見ようかと思いつつ鈴本へ。…木戸銭、2,500円だ。どうしようかとしばし思案。
前に喬太郎目当てで来た時、さん喬は主任で演目は芝浜でした。喬太郎の師匠だし、芝浜上手だったし行ってみるか!と、気前良く払って入場。
すると、ちょうどさん喬がはじまるところ! うわ、ぎりぎりだった、と席へ。
月曜のせいか客入りは5、6割といった具合。会社帰りの団体客が30名ほど居て、この人たちが居なかったらちょっと寂しい客席になっていたかも。

落語  柳家さん喬 「そば清」
仲入り
漫才  大空遊平・かほり
紙切り 林家正楽 「相合傘」「龍」「ダックスフンド」「娘道成寺」「貫一、お宮」
落語  柳家花緑 「明烏」

さん喬は、ファミレスのマニュアル話からMの字のファーストフード話のマクラで、本編へ。そばを何十枚食べられるかという賭けそばで家を三軒建てたという、そば清と呼ばれるそば食いの清兵衛の噺です。
清兵衛の「どぉもぉ~」というトボけた演技が上手すぎる! そんで、話しながらそばをずるっと音を立てて食べるのだけど、これがもう、ほんとにもう、くーっ!!って思うくらい巧い! 顔の表情演技も仕草もパントマイムもめちゃ上手いっす、師匠!
噺の内容は、昔こんな童話読んだことあるなあ、という感じでサゲもうっすらわかったけれど大満足でした。
途中、そばをたくさん食べる清兵衛を「やぶそばか!」とさん喬が言って、超大ウケしてしまいました。やぶそばは神田にある老舗そば屋で、量が少ないんですよ(苦笑)。

仲入り後、漫才があって紙切りへ。
今日はお客さんが少ないのでもしかしたら紙切りのチャンスがあるかも?とお題を考える。季節柄、桜とかどうだろう。花吹雪とか風流だ。
さあ、見本の「相合傘」が終わってリクエスト…と、、前の方から何名か同時にリクエストが出ましたよ…。やっぱりダメだあ~。紙切りをやってもらうには、前方に座って言わないとダメなのだと実感。
次回の参考にしますm(_ _)m 「ダックスフンド」を切っている時の三味線が「犬のおまわりさん」だったのが和みました。

そして本日の主任、花緑が黒い紋付で登場。出たと同時にものすごい拍手が!! すごい、人気あるなあ~。新春興行の時の漫談が面白かったので、はてさて落語のほうはどうでしょうか。
高座返しの時にお茶が出たのが気になっていたのだけど、ちょっと声が嗄れているような? マクラはドラマ「ちりとてちん」について。このマクラが長くて、15分しゃべってました。このまま漫談で終わるんじゃないだろうかと不安になったくらい。団体客のどなたかがしつこく合いの手を入れていて、ちょっとなめられてるんじゃないだろうかと感じました。見た目が優男風だからでしょうか。自分のことについてかなり話していましたが、個人的には特に聞かなくても良いような…。
そして本編、「明烏」へ。若旦那はちょっと子どもっぽいというかナヨナヨしすぎていたかな。源兵衛と太助を演じている時の方が好きでした。

さん喬と花緑の違いについてですが、ドラマ「タイガー&ドラゴン」で、ジャンプ亭ジャンプとどん兵衛の落語について虎児が「笑ったのはジャンプのほうだったけど、もう一度聴いてみてえ、と思ったのは師匠のほうだった」という場面があるのですが、まさに同じような感想を抱きました。…さん喬の噺はもう一度聴いてみたい。花緑の噺がつまらなかったわけではないんですよ。味、といいますか。私にとっては、さん喬のほうが味があったのです。

花緑は、来月に独演会に行く予定なので、そこでまたじっくり聴いてみようと思います。今度はどんな感想になるか、それもまたひとつの楽しみなのです。
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