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[T6] 「太陽を曳く馬」 連載第四回 (「新潮」2007年1月号)

朝日新聞2006年12月7日「天声人語」は、文芸誌がテーマでした。冒頭の一文、大阪版ではその広告は翌日8日になっておりました。皆さんのお住まいのところでは、いかがでしたか?最後の一節、増刷は、確かに吉村昭さんの遺作も要因の一つだと認めざるを得ないんですが、高村さ

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太陽を曳く馬(第四回「新潮」2007年1月号)雑感

年末年始に旧版「神の火」を読み始めたのですが、20ページくらい読んで止まっています…。初期の作品は今と文章がまったく違うので読んでいて面白い。
たまたま夫が読んでいた「文章のみがき方」辰濃和男著に「神の火」の新旧についての高村さんの言及が載っていて、おお、と思いました。
いやいや、旧版は今にない躍動感があって楽しいですよ。読み終えたら、上記の高村さんの言及もお見せしたいと思うのですが、いつになるやら(笑)。

注意:以下、雑感を記載しますが、多少ネタバレになる場合もあります。特に反転等はしませんのでご注意ください。また、福澤彰之シリーズを未読のため解釈におかしな点が生じるかもしれませんが、どうぞご容赦ください。


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第四章のタイトルは「桜坂」。
これはあの有名な福山雅治の曲「桜坂」と同じ場所なのだろうか、と思って地図を見ると、歌のほうは大田区田園調布。永劫寺サンガは港区赤坂だから違いますね。赤坂近辺にも桜坂があるのでしょうか。
どなたか地どりをお願いします(笑)。

この辺りから物語が進行しはじめた雰囲気。
冒頭は時間軸が現在(2001年)に戻り、合田の憂鬱な日常が。
「しかし、だから?」とか「退屈しているのは自分のほうだろうに」といった合田の内面の呟きが合田らしくて、ほんとうに高村さんの描写はズルすぎる(笑)。
私は好きな作家でも全面的に褒めちぎることはしたくないので(ダメなところはダメだと言いたいので)やや斜に構えて読むんですが、高村さんの文章は非の打ち所がないです。まあ、好みの問題もあるのでしょうが。
「ああ、こうやって展開するんだー、ズルイなあ!」って毎回思っているような気がする(苦笑)。

現在の時間軸では、やはり加納とのやりとりですね。
加納は、ずっと貴代子になりたかったのかな、と思いました。いろんな意味で。今となっては心の中に渦巻いている様々な感情を貴代子にぶつけることも叶わないんですが。そもそもぶつけられないから憧れていたのか。

そして再び秋道事件へ。
今回、<私ども>と<それ以外>という表現があるのですが、その時に合田が<それ以外>にいる自分として感じた感覚は、「マークスの山」で加納が「知らない人の葬式は悲しくならないのが困る」と言った感覚と同じじゃないのかな、と思いました。
98年6月も雨だったようで。現在の時間軸、01年11月25日も雨のようです。
過去の回想の表現が俯瞰という体裁で「おまえは~」という感じで自分を振り返る合田。これが今後どうなっていくのか、どう現在の事件とつながるのか、期待が持てます。

以下、個人的時間軸メモ。
87年夏  合田の妻が家を出て行く(合田28歳)
12月初め 北沢署一階受付の薄暗いベンチ(1度目の出会い。合田、北沢署勤務)
暮れ 離婚成立
98年6月  秋道事件(2度目の出会い) アパートの部屋で絵を見る
6月20日頃  永劫寺サンガへ
01年10月2日 死刑執行
その日 合田42歳 本堂の片隅にかつて見た絵が置いてあるのを見る
11月12日 加納がテレビで合田を見る
11月22日 手紙を書く
11月24日 手紙が届く
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朝日新聞2006年12月7日「天声人語」は、文芸誌がテーマでした。冒頭の一文、大阪版ではその広告は翌日8日になっておりました。皆さんのお住まいのところでは、いかがでしたか?最後の一節、増刷は、確かに吉村昭さんの遺作も要因の一つだと認めざるを得ないんですが、高村さ

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