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太陽を曳く馬(第ニ回「新潮」2006年11月号)雑感

お正月に「新潮」のバックナンバーを3冊借りて、全部読んだのにもかかわらず雑感が追いついていません。今日、明日で頑張って書いて、土曜にまた3冊くらい借りてきたいなあ。続きが気になる!

注意:以下、雑感を記載しますが、多少ネタバレになる場合もあります。特に反転等はしませんのでご注意ください。また、福澤彰之シリーズを未読のため解釈におかしな点が生じるかもしれませんが、どうぞご容赦ください。


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第ニ回のサブタイトルは「ダダ」。
…「ダダ」で思い浮かんだのが、三面怪獣ダダ、ってどうなのよ…。
ダダイズムのダダですか、高村さんの知識は幅広いのでついていけないですよ。 調べなきゃ。

読後感で浮かんだテーマは「静」と「騒」。
ダダについては今、調べました。何も意味しない言葉、だそうです。意味を知ると今回の内容がするするとつながってちゃんと収束する。上手いなあ、高村さん。

前回の内容とは路線が逸れて、今回から事件の内容を振り返っていくようです。ここで「秋道」の読み方が「しゅうどう」であることが判明。「彰之」は「あきゆき」かと思ってましたが、実は違うのだろうか…あ、合ってた、良かった(←またもや今、調べた)。

合田の事件捜査が、以前と随分変わった印象を受けます。ぐっと現代に近付いた感じ。吉岡という巡査部長も「私物の携帯電話で私用のメール」だし。
かつて合田が所属していた七係に松岡(十姉妹ですね)という若手が居ましたが、彼は真っ当だったとつくづく思い知らされる…。
合田は係長になったようです。

そして今回最大のインパクトを放った加納。あああ、すっかりひねくれちゃって。この描写はあまりにシュールでリアルで、単行本になってもカットされないだろうなあ。大学生の時は清涼な男が二十年経つとノー○ンしゃ○しゃ○の接待でこんなこと言わなきゃならないんですね、切ない…。
「LJ」で加納が「俺を置いて死ぬつもりだったのか」と合田に言った時、合田はこの世に何の執着も未練もなくて「死んでもいい」と思ってたんでしょうが、今回の話を読む限り、加納の方が先に世間に対して切れちゃったんだなあ、と感じました。

ネタバレにならないように雑感を書くというのは難しい。
それにしても魚眼レンズがイメージに挙げられる大野恵美って、一体どんな人物なんだ…。

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1件のトラックバック

[T4] 「太陽を曳く馬」 連載第二回 (「新潮」2006年11月号)

周回遅れは何としてでも避けたい一心で、さっきまで横に母親がいようが、目の前に妹がいようが、かまうもんかい!前回の記事で、「もっとがんばれ、「新潮」さん!」・・・とハッパかけたせいではないでしょうが、「新潮」2006年10月号が、5000部増刷されたそうです。参考記

2件のコメント

[C57] トラックバックさせていただきました。

タカサカさん、こんばんは。TB、ありがとうございました。
前回コメントした際に、TBさせていただいたのですが、こちらのミスなのか、反映されてなかったみたいです。ごめんなさい。

>今回最大のインパクトを放った加納。
>あああ、すっかりひねくれちゃって。

義兄はLJの一件で、すっかりすれてしまったみたいですね・・・。それでも好きなんですが(笑)

>魚眼レンズがイメージに挙げられる大野恵美

奈良美智さんの絵が近いんじゃないかなあ、と思いました。あの人の描く人物の目が、そんな感じでは・・・?

[C58] TBありがとうございます

からなさん、コメント&TBありがとうございます。雑感、今後もTBさせていただきますね。周回遅れである感は否めませんが(苦笑)。
昨日、図書館で一挙6冊分借りてきました。楽しみで仕方ないです。

>義兄はLJの一件で、すっかりすれてしまったみたいですね・・・。

そうですね、この分だと「LJ」の合田の手紙にも返信しなかったかもしれませんね。
でも、半田に刺された時に合田が自分の名前を呟いていたことを知ったら随分違っていたと思うんですけどねえ。これは読者のみぞ知ることですが(笑)。

>奈良美智さんの絵が近いんじゃないかなあ、と思いました。

なるほど! 荒井久美子は「座敷わらしがはねている」って表現だったですよね、奈良美智さんの絵ならイメージ湧きます。ありがとうございました!
  • 2008-01-20
  • 高坂
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