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インクブレンダーの石丸氏

前回のエントリに続いて、今回はインク工房の話です。
今回のセーラー社のイベントは、ペンクリニックとインク工房。インク工房は、インクブレンダーの石丸治氏がいらっしゃいました。インクブレンダーの肩書きを持っているのは、日本では石丸氏ただ一人なのだそうです。

今回はペンクリニックのほかに、オリジナルインクを作ってもらうという目的もありました。
インクはいくつか持っているのですが、使っているうちに必須になった条件は、用紙に裏抜けしないということ(裏面にインクがにじんでしまわないということ。あくまで会社で使っているノートの用紙に限ります)。私が持っているインクでこれをクリアしているのは、LAMYのインクのみ。で、LAMYのブルーブラックを最近使っているのですが、この色味は好きで、「これ以上のものはいらないんじゃないか」と思いはじめてきたのです。

そんなわけで、なかなか欲しい色のイメージが固まらないまま会場へ出向くことになったのですが、ペンクリニックで3時間半待ちという思わぬ空き時間ができたため、その間にインク工房へ。
当初、考えていたイメージは、「紫がかった黒のような」で、ブルーブラックに紫を加えたような色、もしくはドクター・ヤンセンのエボニーブラック(セピアがかった黒?)の裏抜けしないバージョン、の2つ。
はてさて、どういったオーダーにしようか…。

インクブレンダーの石丸氏は、バーテンダーのような身なりで、気さくに話し掛けてくださいました。
「どういった色にしましょう!」
テンション高いです。うーん、まだはっきり決まってない…。とりあえず色見本を見せてもらい、漠然と考えていたイメージを伝えます。
「紫がかった濃い色をお願いします」
…石丸氏、一瞬間を置いて、「黒とかそういった濃い色ですか」と確認。
とりあえずその方向で、石丸氏が色を作ります。パレットにインクをいくつか混ぜ合わせて、それを「筆DEまんねん」につけて試し書きします。
筆DEまんねん、というペンは、文字通り筆で書いたような書き味のある万年筆で、ニブも特徴的。それまで使ったことがなかったので、初めての試し書きです。

そうして出てきたのが、1番。(写真は実際よりもやや暗く出ています。)
ちょっと紫が強いかな。
「もう少し暗くしてほしい」と伝えて、出てきたのが2番。
あー、なるほど。でも、何となくイメージと違うような。

色決め


「あの、夜の手前の空の色のような、そんな感じなんですが」

そう、今回のイメージはまさしくそれ。「夜になる直前」の色なのです。
なので、インクの名前の候補は2つ考えてありました。「夜来たる」、そして「夜の手前の」。「夜来たる」はもちろんアシモフ博士の小説のタイトルから(苦笑)。
この2つ、「夜来たる」なら、色の明度はより暗い方向です。「夜の手前の」なら、明度はやや明るめになるイメージ。

この発言を受けて石丸氏、にやりと笑って、
「ああ、イメージ掴めてきましたよ。一度掴むと早いんです」
と、すかさず調合。
そうして出てきたのが3番。
…ああ、たしかに夜の手前の空の色ってこんな感じ。私の発言を明確に捉えています。
でも、イメージと違う…夕暮れのグラデーションの、紫と紺の間にあるブルーの部分の色がほしい…。これじゃあ、ブルーブラックとどう違うの…。(って、ブルーブラックみたいなオーダーしておいて何を言ってるんだ、って話なんですが。。)

ここで思わず長考に入ってしまいました。
石丸氏、黙ってしまった私を心配そうに見ています。
待っている方も私のあとに2人居ますし、この3つなら2番かなと思い、「それじゃ、2番でお願いします」と伝えると、石丸氏は「もう少し違う色も出来ますよ」と優しい言葉を。
うー、すみません。。
「…それじゃあ、これ、もう少し明るくできますか」
石丸氏は少し考え、改めて新しい色を調合し直してくださいました。今までは最初に作った色に色味をたして変化させていたのですが、今回は最初から色を作り直しています。

そして、でてきたのが4番。
あ、イメージに近いかも。ブルーとブルーブラックの間の色に紫をかけたような。何度も試し書きをして納得。これでOKと伝えると、「それじゃあ色を作っていきますね」と、プラスチックカップにレシピ通りのインクをブレンド。
ここがインクブレンダーの腕の見せ所なのですが、シェイカーの形をしたこのプラスチックカップを4、5回シェイク。
おおー、間近で見れました!

最後にインクボトルにラベルを貼るのですが、インクの名前は?と聞かれて、迷わず「夜の手前の」を告げます。
「夜の手前…「の」も入れますか」
「入れてください!」
そうして、インクが出来ました。石丸氏が、裏にインクの名前とレシピ番号を書いた名刺をくださり、再度オーダーする時はこの番号を伝えてくださいとのこと。ニュアンスが伝わりにくいオーダーを何とか形にしてくださった石丸氏、どうもありがとうございましたm(_ _)m

完成ボトル

このインク工房は、1色1,260円でオリジナルインクを作ってくれます。
家に帰ってからの試し書きはこちら。万年筆の種類で色の出方が異なりますね。一番右は、「筆DEまんねん」です。モンブランだとインクが濃く渋く出るので、ほとんどブルーブラックかな(笑)。

試し書き
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