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寄席の日@鈴本演芸場

6月4日は年に一度の寄席の日ということで、入場料が1400円とのこと。正規料金が2800円なので半額ですよ。
鈴本演芸場の四月上席夜の部主任は五街道雲助さん。そして顔付けも五街道一門で、おまけに三三と気になっていた桂南喬さんも出るとあったら行くしかない!
…けれども、肝心の4日は雲助さん休演…おまけにまた観たいと思ってた龍玉さんも休演…。雲助HPの割引チラシをプリントして持っていけば2200円、翌日の5日は雲助さんは「火事息子」で、三三、白酒、龍玉、南喬と揃うならそちらの方が…、という葛藤もあったけれども、結局、入場料半額が勝った(笑)。
というわけで、寄席の日に行ってきました~(前置き長い)。

落語 柳家三三「妾馬・序盤」
三味線漫談 三遊亭小円歌「文楽、小さん、志ん朝、志ん生、三平、円歌の出囃子など」
落語 入船亭扇遊「浮世床」
落語 隅田川馬石「金明竹」
落語 桂南喬「鰻屋」
仲入り
漫才 ホームラン
落語 春風亭一之輔「初天神」
奇術 伊藤夢葉
落語 桃月庵白酒「抜け雀」

半額に釣られはしたものの、雲助の代演は白酒、龍玉の代演は一之輔というのは無論チェック済み。一之輔さん、テレビや動画では観たことあるけど、生は初めて。
何とか三三の時間に間に合って中に入ったら、すごい人の数にビックリ! 客席の八割は埋まってた。平日月曜の定席でここまで入っているの見たの初めてだよ…。今日はメガネだったのでなるべく前の方で観ようと前に行っている最中に三三が出てきてしまい、慌てていつもの上手側の扉付近の席に入れてもらいました。「妾馬」と「八五郎出世」ってどう違うんだろう、まあとにかくその噺の序盤をやって終了。落語特有の繰り返しが続いて、それが三三独特の口調で続くので客席はかなり盛り上がって笑っていました。うーん、序盤だけじゃなくて最後まで聴きたかった。三三、今までもいいなあと思っていたけれど、今日ようやくその理由が分かったかも。この人の声というか声の出し方が独特で、それがいい雰囲気なんだなあ。
三味線漫談は、名人と呼ばれた人たちの出囃子をやってくれて楽しかったです。文楽、志ん生は特徴のある出囃子で、名跡を継ぐことがなければ欠番になると聞いて、何だか勿体ないと思ったり。でも、仮にその曲を出囃子にしたとしたら、先代の名前が必然的につきまとうわけで、それはそれで辛いとも思ったり。

今日はうちわのプレゼントがあったんですが、そのデザインは柳家小三治さんのものだそう。たしかに、良く見ると名前が書いてある。達筆ですね~。

寄席の日

扇遊さんは、落語は気楽に見るものだというマクラから「浮世床」。初めて聴いたけれど、いくらでも長く出来る噺の作り。そして今日はとぼけた風情の馬石さん。関西弁はしぶといというマクラから「金明竹」。最初のおじさんと小僧のやり取りをはしょって、お使いの人がやってきたところから。今まで聴いた中で一番言っていることの分かった「金明竹」だった(笑)。どういう言い立ての内容なのか、一度ちゃんと読んでみたい。
さて、南喬さんですが、「噺家の手ぬぐい」という本に掲載されていた南喬さんの手ぬぐいが好きで、どんな人なのか気になっていたのでした。高座に上がる際に、客席を一度はっきりと見て、なんとも仕草のはっきりした愛嬌のある方。どうやら楽屋でも「こんなに大勢のお客さんがいる」ということが話題になっている模様。「鰻屋」という噺でしたが、初めて聴く噺で、新作落語のような風情のある落語でした。隅田川の水を酒と思って呑め、と言われて3杯呑んだ、のくだりが面白かった。すごく動作や仕草がはっきりとしていて良い感じでした。

仲入りでお弁当を急いで食べてゴミを捨てに行き、後半が始まる少しの間、左隣のおじさん(噺家のような風情の人でした)と「誰がお目当てなの?」といった話をしまして。もちろん、初対面(笑)。龍玉さん休みで残念だ、とかそんなささやかな会話でしたが。かなり落語を観に行っている方みたいでした。
仲入り後、ホームランは「膝にどんな薬が効くか」といったような漫才。龍玉さんの代演の一之輔さんは、林家彦いちっぽい「初天神」。子どもが冷めているんだけど、やはり子どもっぽいという。すごく面白かったです。奇術の夢葉さんは、時間がなかったのか、いつものムチと最後にやるカードのマジックだけ。とぼけた口調がとにかく楽しい。

トリは、雲助さん代演の白酒。「ちょいと若旦那ぁ!」という特別企画公演で気合入っているのに、どうして寄席の日は休演なんだ、といつもの毒吐きで楽しい~。おまけに「雲助という名前のイメージが悪い」という資生堂のCM出演が取り消しになってしまったエピソードを暴露したり、うん、白酒だねえ。
若旦那に引っ掛けた噺を持ってくるかな、と思っていたら「抜け雀」。最近「抜け雀」観るの多いような。一文無しばかり客寄せしてしまう宿屋の主人の造形がかわいらしい。ふぐと呼ばれたカミさんとの馴れ初めを話そうとするところが良かった。そして最後に、一文無しが立派な姿になって戻ってくるくだりで、「あなた若旦那ですか!」って繋がって、客席は拍手! そうかあ、一応この絵師も若旦那か…。

寄席の日、オトクで楽しかったです♪
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