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この人はいつかどこかで会った何とかと云う名前の人だ

久し振りに本の紹介です。
そう、このブログをはじめた当初は、本の感想とか音楽のことを書こうと思っていたのですよ。ところが、今やカメラと万年筆と落語のサイトとなりつつ…。
いやいや、本ですよ! 読書の秋ですから!

今日あった、会社の上司との会話。
「電話来ないなあ」
「どなたからですか」
「●●会社の何とかという人」
(「榎木津かよ!」←心の中でのツッコミ)

百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス)百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス)
(1999/11)
京極 夏彦

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今回お話するのは京極夏彦の「百器徒然袋-雨」です。
京極夏彦の小説は難解だと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、この小説は別です。
妖怪シリーズとか京極堂シリーズと言われている、憑き物落としを生業とした中禅寺秋彦を軸としたシリーズに登場する「探偵・榎木津礼二郎」をフォーカスした小説で、スピンオフものといってもいいですかね。
京極堂シリーズでは、中禅寺と唯一対等に渡り合っている登場人物が榎木津なんですが、この御仁、中禅寺と渡り合うだけあってひとクセもふたクセもある人物…でも読者には大人気(笑)。多分、京極堂シリーズでは一番人気のあるキャラクターではないかと。
かくいう私も、京極堂シリーズの本は「姑獲鳥の夏」と「魍魎の匣」しか持っていないんですが、「百器徒然袋-雨」と「百器徒然袋-風」は「姑獲鳥の夏」の次に買いましたから!

そのせいなのか、今年の5月にセブンイレブンと大極宮(大沢在昌、京極夏彦、宮部みゆき)がコラボレートしたペーパーバックシリーズ(関東のセブンイレブンの店頭で販売された)では、「薔薇十字探偵 Ⅰ」というタイトルで「百器徒然袋-雨」に収録されている「鳴釜」が収録されていました。
表紙イラストは「ヒカルの碁」や「DEATH NOTE」でおなじみの小畑健さんが担当しましたね。

薔薇十字探偵 1 (1) (講談社MOOK 講談社ペーパーバックスK)薔薇十字探偵 1 (1) (講談社MOOK 講談社ペーパーバックスK)
(2008/05)
京極 夏彦

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表紙のこの人が榎木津です。眉目秀麗で背も高く、家も元子爵という精悍な青年なんですが、言動が破天荒というキャラクターでして…。
「百器徒然袋-雨」は、「鳴釜」という話で主人公(狂言回し的な役割)が榎木津の薔薇十字探偵社に依頼をするところから始まりますが、次話の「瓶長」で主人公が榎木津にお礼を言いに探偵社へ出向いたところ、榎木津が「この人はいつかどこかで会った何とかと云う名前の人だ」と骨董屋の今川に対して紹介され、「されないほうがマシな紹介だった。」と心の中で呟くのです。
まあ、たしかにそうだなあ。。

かなり笑える要素が高い小説なので、「京極夏彦は分厚い本でとっつきにくい」、「姑獲鳥の夏を読んだけど難しかった」というような方に向いている本です。個人的には、最終話の「山颪」がおすすめ。
秋の夜長にちょっと面白い本が読みたいという方、ぜひ榎木津の痛快な活躍をご覧下さい。
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